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小川原湖牛の特徴とは?定義や歴史を理解しよう

小川原湖牛の特徴

小川原湖牛は黒毛和種ホルスタイン種をかけあわせた交雑種です。

なので両方のいいところを持っています。

黒毛和種ゆずりのキメが細かい肉質に適度な脂。

上品な脂のうまさ柔らかさが特徴的です。

そしてホルスタイン種ゆずりの大きな体。

肉として食べられる量が多く、値段がリーズナブルになります。

牛肉というと記念日やお祝いに、というイメージがあるかもしれません。

しかし小川原湖牛であれば奮発しなくてもおいしい牛肉が食べられるのです。

小川原湖牛の産地は何県?

小川原湖牛は青森県の県庁所在地である青森市を含む北部エリアで育てられています。

年間平均最高気温28℃、最低気温-5℃。

小川原湖は下北半島の付け根にある汽水湖(きすいこ)です。

汽水湖とは淡水と海水が混ざった湖のこと。

ウナギやワカサギ、シジミとそこに住む生物は様々で、水産資源の「宝湖」ともよばれています。

小川原湖牛の定義

小川原湖牛については小川原湖牛販売促進協議会が定義づけをしています。

その定義は以下の通りです。

・黒毛和種とホルスタイン種の交雑種で去勢オス牛

・上北郡、十和田市、三沢市、平内町で肥育されること

・12か月以上肥育すること

・飼料等公開ができること

・枝肉(※1)重量390~510kg

・格付等級(※2)B2~B3

(※1)枝肉:肉牛の頭、皮、内臓など取り除いた状態の肉

(※2)格付等級:1頭の牛からいかに多くの肉が取れるかを表す歩留等級をA~Cで表し、脂肪の入り方、脂肪の色つやと質、肉の色つや、肉の締まり具合ときめの4項目から総合的に判断される肉質等級を1~5で表している

小川原湖牛の読み方

おがわはらこぎゅうと読みます。

消費者に豊かな自然を思い浮かべてもらい、地域のよさを感じてもらいたい、と付けられた名前です。

小川原湖牛の歴史やルーツ

小川原湖牛販売促進協議会は2006年に小川原湖牛のブランド化に着手します。

小川原湖牛販売促進協議会とは農協生産者加工業者販売店からなる団体です。

ブランド化には肉牛生産の振興はもちろん、生産者のモチベーションアップの目的もありました。

くわえて、地域の酪農家で生まれるオス子牛に価値つけることにも成功。

乳用種であるホルスタイン種が黒毛和種と交配することで交雑種の子牛を生ませ、価値を添加できるのです。

現在ではJAらくのう支所構内でおこなわれた第11回子牛管理品評会で最優秀賞を受賞するなど、評価が高まっています。

日本で肉用牛の交配が始められたのは1887年。

外国種の牛が輸入されたことをきっかけに在来和種との交配が行われました。

当時は経験も情報もないなか手探りで交配が行われ肉質の悪い牛が多く生まれました。

それを受け1912年に地方の実情に合わせて各県で独自に目標をたて、改良することを奨励すると国からの通知がでます。

1975年ごろ牛肉は唯一需要の伸びが期待できる畜産物とされていました。

そこで肉用牛を飼育する農家は飼育期間が長い和牛だけではなくコストカットに繋がると比較的飼育期間が短くてすむ交雑種の育成を始めます。

さらに生乳生産を主とする酪農家にも変化が起こりました。

乳牛は妊娠、出産しないとミルクを出せません。

ですので雌牛は母牛になって初めて乳牛とされるのです。

そこで同じ乳用種と交配させるのではなく黒毛和種と交配し交雑種の子牛を市場に出し副収入とするようになりました。

この時代から交雑種が市場に多く出回るようになったのです。

小川原湖牛の食べ方

小川原湖和牛は多くの人に味わってもらいたいと加工品も販売されています。

そのなかでも人気なのがコロッケです。

「ブランド牛=高価というイメージを変えたい」

子どもから大人まで幅広い層に好まれ、だれもが気軽に食べられるようにと開発されました。

肉のうま味とじゃがいもの甘味が絶妙にマッチ。

「ソースをかけなくてもおいしい」「冷めてもおいしい」と好評です。

小川原湖牛の育て方はどうなっている?

小川原湖牛は複数の農場で育てられていますが、品質にばらつきがなく安定して供給ができています。

それは給与飼料マニュアル衛生マニュアルを整備することで、生産者がみな生産技術体系を共有しているからです。

しかし牛を育てるのは技術だけではありません。

親のような生産者の愛情があってこその技術です。

子牛の生後4~7ケ月ごろはエサを食べる量、体調が日々変化し一番気を使う時期です。

生産者は牛が喜んでいるのか、怒っているのかを表情や動きで感じ取り、1頭1頭の体調を把握します。

これは経験や技術だけでなく、子牛のことを知りたい、健やかに育ってほしいという愛情あってこそ。

またスタッフ同士もコミュニケーションをしっかりとることで信頼関係を構築。

チームで小川原湖牛を育てています。

「牛はおいしい物はわかる」

小川原湖牛の生産者は言います。

エサは自家産の牧草と県内産の稲わらを中心に、ビールの搾りかすなどの有機飼料を与えています。

ストレスなくおいしいエサをおなかいっぱい食べることで大きな体の牛へと育つのです。

小川原湖牛のおすすめの部位はどこ?

小川原湖牛は調理法に合わせて肉を用意しています。

ステーキ用にはサーロイン

キメが細かく柔らかで、香り、風味ともに抜群です。

すき焼きやしゃぶしゃぶにはカタロース

脂肪分が適度にあり、うま味成分がしっかりと詰まっています。

焼き肉用にはカルビがおススメ。

赤身と脂肪が層になっていて濃厚でこってりとした味わいです。

好みや料理に合わせて部位を選んでくださいね。

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