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十和田湖和牛の特徴とは?定義や歴史を理解しよう

十和田湖和牛の特徴

十和田湖和牛の特徴はなんといっても肉質の柔らかさです。

肉に歯を当てるだけで肉汁があふれだし、スっと噛みきれてしまいます。

特に霜降りの部分は噛まずに溶けてしまうような食感。

小さな子どもからお年寄りまで多くの人が楽しめる牛肉です。

また、キメの細かい霜降りは見とれてしまうほどの美しさ

脂の白と赤身との赤のコントラストがすばらしく、食べる前から興奮してしまいます。

十和田湖和牛の産地は何県?

十和田湖和牛が育てられているのは青森県十和田市です。

十和田市は青森県の東南、南部地方の内陸部、青森市から車で約1時間半のところにあります。

人口約60,620人(2020年5月末現在)。

年間平均最高気温25℃、最低気温-4℃。

1995年には国土庁選定「水の郷」に認定。

町の約7割を森林が占める森と湖の町です。

特に十和田湖は空も周りの山々も全て映し込む鏡のように美しい湖で、市民の自慢と誇りとなっています。

十和田湖和牛の定義

十和田湖和牛は十和田湖和牛銘柄推進協議会によって定義づけされています。

・黒毛和種であること

・肉質等級A・B4以上であること(※1)

・あおもり十和田湖和牛出荷牛履歴証明のあるもの

さらに等級A4以上の枝肉(※2)には「あおもり十和田湖和牛」の刻印を押して出荷しています。

(※1)肉質等級: 1頭の牛からいかに多くの肉が取れるかを表す歩留等級をA~Cで表し、脂肪の入り方、脂肪の色つやと質、肉の色つや、肉の締まり具合ときめの4項目から総合的に判断される肉質等級を1~5で表している

(※2)枝肉:頭や内蔵、皮などを取り除いた状態の肉牛

十和田湖和牛の読み方

とわだこわぎゅうと読みます。

十和田市民にとって十和田湖は自慢であり誇りでもあるシンボリックな存在。

十和田湖和牛は地元の人たちのシンボルを名前に冠し、地域に根差した肉牛です。

十和田湖和牛の歴史やルーツ

現在の十和田市があるあたりでは長く日本短角種が飼育されていました。

しかし近代になると農家の所得向上のため出荷までの期間が短いホルスタイン種交雑種の飼育に切り替える農家が出てきます。

そして1986年にJAと肉牛飼育農家からなるJA十和田湖肥育牛部会を中心に将来の牛肉輸入自由化対策として、和牛生産の地域一貫体制を目指すことを確認。

町をあげて黒毛和種の生産に力を注いできました。

そのかいあって県内外での評価が高まり、各種枝肉共励会でA4等級以上が9割と好成績をおさまるまでになりました。

そして1997年には十和田湖和牛販売促進協議会を設立。

今後も販路拡大をはかり、より多くの人たちに十和田湖和牛のすばらしさを知ってもらいたいと努めています。

黒毛和種とは和牛の一種で、古くは近畿、中国地方を主な産地とし、農耕や荷物を運ぶために飼われていました。

明治時代に外国種と交配し改良され、昭和19年に日本固有の肉用種に認定されました。

他の和牛(※)と比べて体が小さいものの、体の締りがよく足腰が丈夫なのが特徴です。

サシの入り方、肉の色つや、キメなど肉質的に優れた遺伝子を持っています。

さらに特筆すべきは肉の旨みに関連していると考えられているクリーム色を帯びた粘りのある脂肪を多く蓄えること。

日本のみならず世界中にファンがいます。

黒毛和種は日本全国で飼育されており、現在日本で飼育されている和牛の90%以上が黒毛和種になります。

世界的に有名な神戸ビーフや松阪牛も黒毛和種です。

(※)他の和牛:和牛と名乗れるのは黒毛和種以外に褐毛和種、無角和種、日本短角種の3種のみ

十和田湖和牛の食べ方

十和田市には市民のソウルフード、十和田バラ焼きという料理があります。

牛バラ肉と大量のタマネギを醤油ベースの甘辛いタレで味付け、鉄板で焼いたものです。

ごはんにはもちろん、ビールにもぴったりで子どもから大人までみんなが大好きな一品です。

十和田湖和牛の育て方はどうなっている?

「ヒトは生きるために食べるという行為が必要な生き物だからこそ大地の恵に感謝する気持ちを忘れてはならない」

十和田湖和牛の生産者は土地に、牛たちに敬意をもって牛たちを育てています。

八甲田山系の台地が広がる牧場で十和田湖和牛の子牛は生まれます。

そしておよそ10ヶ月齢になると町内の肉牛生産農家移動。

市独自のマニュアルに沿ってエサを与え、衛生管理を実施。

そしておよそ28ヶ月齢体重700~800kgになると出荷です。

十和田湖和牛が食べているのは、全国草地畜産コンクール農林水産大臣賞受賞の日本一の牧草です。

牧草は刈ってから時間がたったり、雨に晒されたりすると傷み栄養価が落ちてしまいます。

そこで牧草の鮮度を保つために最新機器を投入し、牛にとってベストな状態で与えられるようにしています。

生産者は定期的に牛の採血をおこない、結果に基づいた勉強会と情報交換をおこなっています。

また第三者専門機関から指導を仰ぐことで生産技術の向上に繋げているのです。

十和田湖和牛の偽物が出回っているって本当?

食の安全・安心を求める消費者のニーズに応えるため、十和田湖和牛を出荷する際の履歴証明書を添付しています。

この証明書は生産者の顔写真付きでまさに生産者の顔が見える牛肉なのです。

この取り組みによって、真偽の不安だけでなく、牛の出自や治療歴など安全性においても信頼がおけます。

十和田湖和牛のおすすめの部位はどこ?

十和田湖和牛の生産者オススメの部位はヒレです。

ヒレは一頭から取れのはわずかな量で、高級部位のひとつ。

比較的脂肪が少なく、上品な味わいが特徴です。

ステーキやローストなど、軽く表面を炙って食べると最高です。

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