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無角和種とは?どこで販売している?牛の特徴や歴史も紹介

あなたは和牛がお好きですか?

もちろん値は張りますが、その上質な肉質はぜひ一度は味わってみたいですよね。

グルメ番組などで様々な和牛ブランドが紹介されるようになりましたが、

意外と知らないことが多い内容でもあります。

今回はそんな和牛の中から、

恐らくほとんどの方が聞いたことのないであろう、

無角和種」についてご紹介します。

特徴や歴史など様々な面から無角和種を見ていきましょう。

無角和種とは?

ズバリ、「山口県で飼育されている和牛の品種」です。

全国各地で広く飼育されている「黒毛和種」や、

熊本系が全国で飼育されるようになった「褐毛和種」とは異なり、

ほぼ山口県の阿武萩町のみで飼育されています。

育ちが早く肉の産出量も多かったことから、

かつては盛んに飼育されていましたが、

消費者の霜降り志向にともなって需要が減ったことと、

安価な輸入牛肉が入ってきたことで、

近年の飼育頭数は減少しています。

そのため、なかなか市場に出てこない希少肉になっています。

無角和種の特徴と肉質

無角和種(むかくわしゅ)という名前の通り、

牛のトレードマークともいえる角がありません

体格は和牛の中では比較的小柄で、

オスの場合体高約140 cm 、体重約800 kg、

メスの場合体高約120 cm 、体重約450 kg 程です。

体格が小柄であるのに対して産肉量は多く、

歩留まりと呼ばれる

「内臓類を取り除いた後に残る肉の割合」が高い

ことから、肉用牛として重宝されてきました。

体格の割に取れる肉量が多いということを意識してみると、

心なしか見た目も「黒毛和種」などに比べて、

ずんぐりむっくりしているようにも見えます。

一般的に見た目は真っ黒で、「黒毛和種」に似ているともいわれます。

ただ、色に関わらず角がないものは「無角和種」になるようです。

肉質としては、程よくサシが入り脂の甘みを味わえるとともに、

和牛独特の風味を感じることができます。

柔らかい肉質で、霜降りが多い「黒毛和種」などに比べてヘルシーなので、

お子様からお年寄りまで、幅広く楽しんでいただける肉質です。

無角和種の歴史

無角和種のはじまりは大正時代とされています。

大正9年、山口県阿武郡大井村(現在の萩市)に、

国の畜産試験場中国支場から、

子雀号」と呼ばれる種雄牛が導入されました。

この「子雀号」とは、

欧米の肉牛種であるアバディーンアンガス種と

在来の黒毛和種を交配した牛でした。

この「子雀号」と在来種をさらに交配させ、

生まれたのが「無角和種」と言われています。

こうしてみてみると、「無角和種」も元をたどれば、

「黒毛和種」の末裔であるということが分かります。

肉質が優れているといわれるのもこのためです。

成長が早いことや、安いエサでもよく育つこと、

肉質が重視されていたこともあり、当時の子牛価格は

「黒毛和種」よりも高値で取引されていました。

しかし、昭和40年代以降になると、

消費者の志向が霜降り重視へと変化し、

「黒毛和種」との子牛価格差が開き始めます。

さらに牛肉の輸入自由化により、

安価な輸入牛肉が大量に入ってきたことも重なり、

平成に入ると、価格は「黒毛和種」の半分程度にまで落ちてしまい、

頭数も減少してしまいました。

絶滅も危惧されるような状況を鑑み、

平成6年に山口県、阿武萩の市町村、農協などが連携し、

「無角和種振興公社」が設立されました。

この公社では「繁殖センター」を設置し、

新たな生産流通システムの構築に現在取り組んでいます。

無角和種の飼育頭数

産肉量の多さから、最盛期にはかなりの頭数が飼育されていたようです。

昭和38年には、およそ9790頭もの「無角和種」が飼育されていました。

しかし、その後昭和40年代以降、党ウ数は減少の一途をたどり、

平成6年には250頭前後にまで減少してしまいました。

現在、自治体と農協などが連携して頭数の増加や需要拡大に

取り組んでいます。今後の回復に期待したいところです。

無角和種はどこで販売している?

あまり聞きなじみがない「無角和種」ですが、

どこで販売されているのでしょうか。

もっとも手っ取り早いのは、

山口県のJAタウンホームページから購入することです。

900gあたり約5700円で購入できます。

産地直送なので安心・安全で地域振興にもなりますので、

気になった方はチェックしてみてください。

また、ちょっと特殊なルートになりますが、

山口県阿武市へのふるさと納税の返礼品としても、

もらうことができます。調べたところ、

15000円のプランで「無角和種」の肉がいただけるようです。

名前から誤解される方もおられますが、

ふるさと納税は自分に縁もゆかりもない市町村でも支援することができ、

節税などの効果もありますので、こちらも気になる方は要チェックです。

まとめ

いかがでしたか?

和牛の中でも聞きなじみが薄いであろう「無角和種」について、

特徴や歴史などの面からご紹介しました。

「黒毛和種」や「褐毛和種」に比べて、

もっと局地的に地元密着で頑張っておられる品種です。

現在生産量と消費拡大に向けて取り組まれているとのことなので、

気になった方はおいしく食べて応援してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、和牛の他の品種である「黒毛和種」と「褐毛和種」については、

別の記事で詳しく紹介していますので、

気になった方はこの記事と合わせてご参照ください。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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