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褐毛和種(あか牛)とは?どんな特徴の牛?あか毛和牛のブランドも紹介

あなたは和牛肉がお好きですか?

何となく名前は知ってるけど、詳しいことは分からない

という方も多いかもしれません。

今回はそんな和牛の中でもあまり聞きなじみのない

種類である「褐毛和種」についてご紹介。

特徴や歴史など色々な面から説明します。

興味がある方はぜひお付き合いください。

それでは早速参りましょう!

褐毛和種とは?

ズバリ、「肉用和牛の一種」です。

読み方は褐毛和種(あかげわしゅ)と読みます。

このほか、「あか牛」「あか毛和牛」などの呼び方もされています。

「和牛」を名乗ることが許されている品種は4種類あるのですが、

飼育頭数では、褐毛和種は20000~25000頭前後と言われ、

割合としては全体の10%前後を占めています。

和牛の中で圧倒的な飼育頭数を誇る「黒毛和種」に比べて、

研究も進んでいない品種なので、酪農家さんの間で謎多き牛でもあります。

褐毛和種の特徴は?

褐毛(あかげ)の名前の通り、見た目としては淡い茶色というか

ベージュに近いような色合いをしています。

単に褐色というとほぼ黒に近い、濃い目の色なのですが

褐毛和種の場合は、赤褐色や黄褐色と呼ばれる

もう少し柔らかい色をしています。

上記の写真が褐毛和種ですね。

褐毛和種には大きく分けて、

熊本系」と「高知系」がありますが、

このうち「高知系」は、角、蹄(ひづめ)、尻尾など、

ところどころ黒い毛が混じっています。

これは「毛分け」と呼ばれるもので、「高知系」特有の特徴です。

「褐毛和種」全体に共通する性質として、

暑さに強く、体も丈夫で穏やかな性格をしていることから、

飼育しやすい品種と言われています。

これに加えて、草の消化能力も高いことから、放牧に向いています。

広大な緑の草原で褐毛和種がのんびり過ごす風景は、

とても癒されるもので、程よく草を食べてくれるので、

景観保護にも一役買っています。

肉質としては、程よい脂と赤身の旨味

同時に味わえるバランスよいお肉です。

褐色和種の審査基準は?

さて、褐毛和種はどんな牛なら、

名乗ってよいのでしょうか。

基本的には、褐毛和種同士の間に生まれた牛

または褐毛和種とその他の和牛品種との交雑種になります。

このほか、各評価の点数によっては、

「繁殖登録」「産肉登録」「高等登録」など

別途ランク付けのようなものがされています。

褐毛和種のブランド一覧

褐毛和種のブランドにはどのようなものがあるのでしょうか。

先ほど説明しましたように、褐毛和種には大きく分けて

「熊本系」「高知系」があります。

それぞれでブランドが分かれていますので、分けて紹介します。

「熊本系」

いけだ牛(北海道)

はこだて和牛(北海道)

神内和牛あか(北海道)

漢方和牛(宮城県)

紅の牛(栃木県)

すだち牛(徳島県)

くまもとあか牛(熊本県)

「高知系」

土佐あかうし(高知県)

が、褐毛和種のブランドです。

見ていただければ分かるように、

「熊本系」は全国に広く分布しているのに対し、

「高知系」は名前の通り高知のみで飼育されています。

褐毛和種の歴史

ここからは、褐毛和種の歴史をご紹介します。

大きく分けて、以下の3つの側面から説明していきます。

  • 褐毛和種のルーツ
  • 高知が先?熊本が先?
  • 褐毛和種の誕生

順番に見ていきましょう。

褐毛和種のルーツ

褐毛和種のルーツは、明治以降日本に持ち込まれた

朝鮮牛であると言われています。

朝鮮牛は暑さに強く丈夫だったことから、

もともとは肉用ではなく役用牛

(運搬作業や農作業用の牛)

として輸入されていました。

高知が先?熊本が先?

これまで紹介したように、

褐毛和種には「熊本系」と「高知系」があるのですが、

どちらが日本におけるルーツになるのでしょうか。

結論、どちらとも言えません。

正確に言えば、まだはっきり分かっていないのです。

九州に輸入された朝鮮牛が高知にわたり、

そこで数を増やしたという説もあれば、

高知は高知で独自に朝鮮牛を輸入しており、

九州の朝鮮牛とは関係がないとする説まで様々です。

この辺りは、今後の研究が進むにつれて、

明らかになってくることだと思います。

褐毛和種の誕生

明治に輸入されてきた当初は、

役用牛として使われていた朝鮮牛でしたが、

明治維新にともなって普及した牛肉食により、

しだいに肉用牛の役割も兼ねて飼育されるようになりました。

とはいえ、朝鮮牛は肉質や体格など、

肉用に適していない特徴もあったため、

政府は、外国牛との交配による品種改良を呼びかけました。

このとき掛け合わされたのは、

スイス原産のシンメンタール種であると言われています。

長年の努力の甲斐あり、昭和の初めごろには、

肉用としても適した肉質に近づけることに成功しました。

しかし、その後大きな戦争で、食料や軍備品として牛の需要が高まり、

国内の多くの品種が失われていきました。

戦後、政府は国内に3品種だけ残っていた肉牛を分類して命名しました。

そのうちの1つが「褐毛和種」なのです。

戦後もしばらくは役用としても飼育されていましたが、

農業機械の登場によって、需要がなくなり、

現在では、より肉用にふさわしい肉質を目指して、

品種改良が試みられています。

まとめ

いかがでしたか?

和牛の中でもあまり聞きなれない品種である

「褐毛和種」について、特徴や歴史などをご紹介しました。

目にする機会が少ない品種ではありますが、

今回紹介したような特徴や歴史を知っていると、

少し味わいも変わってくるかもしれませんね。

同じく和牛の一種である

黒毛和種」については、

別記事で詳しく紹介していますので、

興味がある方は、

この記事と合わせてご参照ください。

黒毛和種の特徴とは?黒毛和牛との違いはあるの?審査基準なども解説

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無角和種とは?どこで販売している?牛の特徴や歴史も紹介

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最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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