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大雪高原牛の特徴とは?定義や歴史を説明

大雪高原牛の特徴

大雪高原牛の特徴は3つあります。

1つはさっぱりした脂です。

きれいにサシの入った牛肉はおいしいのですが

脂が強く2~3切れ食べるともう十分、という人もいると思います。

しかし大雪高原牛は適度な脂がのりつつも、さらりと食べられます。

2つ目は柔らかな肉質です。

脂は控えめでも豊富に肉汁を含んでいるので

加熱しても柔らかく食べられます。

3つは手頃な価格です。

コープさっぽろでみると

黒毛和種A4ランクの牛肉に比べると

大雪高原牛は約半値で購入ができます。

大雪高原牛の産地は何県?

大雪高原牛は北海道上川郡上川町で育てられています。

上川町は北海道のほぼ中央

札幌から車で約2時間半のところにある

人口3519人(2020年1月末)の街です。

年間平均最高気温25.1℃、最低気温-14.1℃。

冬には積雪5メートルにもなる豪雪地帯です。

ラーメン日本一の町としても知られています。

大雪高原牛の定義

大雪高原牛の定義は

コープさっぽろと(有)グリーンサポート

上川農協、ホクレンの4者で

以下のように取り決められています。

1配合飼料は大雪高原牛専用の餌を与えていること。それは非遺伝子組み換えであること。
2粗飼料(生草、乾草、わら類)は100%自給で無農薬であること。
3大雪連邦からの豊かなわき水を使用していること。
4子牛から町内一貫生産していること。
5肥育期(肉牛として大きく育てる期間)に抗生物質の一種モネンシンを与えないこと。
6配合飼料に飼料米を添加すること。

安全・安心の餌にこだわっていることがわかりますね。

大雪高原牛の読み方

たいせつこうげんぎゅうと読みます。

大雪高原牛は大雪山を仰ぎみる

大雪高原で育てられています。

土地に密着し、土地の恵みを受け

育てられていることが表されています。

大雪高原牛の歴史やルーツ

上川町で畜産が始められたのは

1976年北海道が主導しいてた、畜産基地建設事業が発端です。

これは未利用の土地が多い地域に大型畜産経営郡を作り

農業経営を合理化することを目的とするものです。

そこで上川町ではイギリス原産のアンガス牛の

繁殖、育成、肥育を町内で一貫して行うことにしました。

くわえて、コープさっぽろと契約し

産地直送販売としての流通も確保。

生産、流通とも順調に規模を拡大していきました。

しかし、1991年牛肉輸入自由化に大きな打撃を受けます。

肉質が競合し価格が急落。

生産者が激減したのです。

さらに1990年代半ばごろから農業者の高齢化

後継者難など地域農業問題が深刻化します。

そこで上述の川上町地域農業支援システムをもとに

(有)グリーンサポート(以下、グリーンサポート)を立ち上げます。

このグリーンサポートは

畜産畑作をおこないながら、農地の集積と利用

生産者の組織化・団体化することで

地域農業を維持発展させることを目的とします。

2000年ごろより畜産部門では

アンガス牛から大雪高原牛に基軸を移し

肉牛の生産をおこなっています。

大雪高原牛はホルスタイン種の去勢雄牛です。

ホルスタイン種というとみなさんが牛と言われて1番に思い浮かべるであろう

白と黒の模様をもつあの牛です。

雌牛は乳牛として飼育されますが、雄牛は肉牛にもなるのです。

北海道で飼われているホルスタイン種の約半数が雄で

去勢されたのち肉牛として育てられます。

このホルスタインですが

正式にはホルスタイン・フリーシアンといいます。

約2000年以上前にドイツからオランダへの移民が伴った牛が基になっている

最も歴史の古い品種とされています。

日本には明治18年ごろアメリカから導入されました。

当時のアメリカと同じ呼称のホルスタインという名が日本では一般的になりましたが

ヨーロッパではフリーシアンの呼び名の方が共通的だそうです。

大雪高原牛の食べ方

コープさっぽろではステーキ用、焼肉用にカットされた精肉が定番です。

また、調理済みのローストビーフも人気があります。

レトルトシリーズとしてビーフシチューカレーも販売。

どれもおなじみの料理で

初めて大雪高原牛を食べるときでもチャレンジしやすいですね。

大雪高原牛の育て方はどうなっている?

大雪高原牛は上川町内一貫生産されています。

子牛が生まれると素牛(もとうし)農家で育てられます。

北海道の畜産というと

広大な牧草地での放牧をイメージする人もいると思います。

しかし、大雪高原ではが出るので放牧はさせず

大事に牛舎や敷地内で飼育します。

豪雪地帯である大雪高原では冬が寒く

寒さに強い牛たちにとっても厳しいものです。

そこで牛舎に暖房を入れ

子牛たちに毛布のベストやジャケットを着せたりします。

比較的、涼しいといわれる北海道の夏ですが

扇風機をかけこまめに温度調整。

子牛たちがストレスなく過ごせるよう配慮します。

7.5ヶ月齢ごろになると、グリーンサポートに移動です。

同じ町内なので移動距離は短く

これは牛たちのストレス軽減につながっています。

グリーンサポート内の牛舎では

敷料のおがくずをこまめに取り換えるなど

衛生管理に気を配りながら飼育されます。

餌は自社で生産された無農薬の牧草にくわえ

無農薬・非遺伝子組み換えの専用飼料を使用。

一頭一頭の状態がわかるように、人の手で餌を与えています

そしておよそ20ヶ月齢になると出荷されます。

大雪高原牛の偽物が出回っているって本当?

平成16年から

牛の個体識別のための情報の管理及び伝達に関する特別措置法(牛肉トレーサビリティ法)

が施行されました。

この法律では国産牛肉について

牛の出生からと畜場(食肉処理場)で処理され

牛肉に加工され、小売店に並ぶ一連の履歴を

10桁の個体識別番号で管理し

取引データーを記録することが義務付けられました。

もちろん、大雪高原牛も法律を遵守して

飼育、流通、販売されますので

偽物が入るスキはありません。

また、毎年コープさっぽろ組合員と牛肉生産地との交流会を行い

消費者に直接、安全・安心を伝える取り組みを続けています。

大雪高原牛のおすすめの部位はどこ?

ステーキにはサーロイン

焼き肉にはバラ

シチューにはモモ

料理に合わせて部位を選ぶことができます。

ただ、店舗によって扱う部位が違う場合があります。

これはロスが出ないように

精肉をスライス、パックするセンターで

出荷を調整しているためです。

もし、あなたのほしい部位が店頭なければ

お店の人に一声かけてみてくくださいね。

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