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内藤あんがす牛の特徴とは?歴史や定義についても解説

内藤あんがす牛の特徴

内藤あんがす牛の特徴は3つあります。

1つはうま味のある赤身肉です。

多くの和牛に見られるようなサシは少ないため

脂ではなく肉本来の味を感じることができます。

2つ目は柔らかさです。

一般的に肉は脂が少ないと、加熱したときに固くなりがちです。

しかし内藤あんがす牛は加熱しても豊富な水分を保ち

柔らかく老若男女が楽しめます。

3つ目は価格の安さです。

牛肉の価格は(社)日本食肉格付協会の格付を元に決まります。

その評価は、1頭の牛からいかに多くの肉が取れるかを表す歩留等級

脂肪の入り方、脂肪の色つやと質、肉の色つや、肉の締まり具合ときめの

4項目から総合的に判断される肉質等級からなります。

項目からもわかるとおり、脂肪が入っていることが前提の検査なので

赤身肉の内藤あんがす牛の評価は低くなります。

審査の時に外見から内部の状態を

過去の経験から想像して判定しているに過ぎず

味や内部の状態に誤差が生じることもありえるのです。

生産者の方にしたら歯がゆい制度ではありますが

消費者である私たちは赤身肉が安価で手に入る

という恩恵をうけられます。

ちなみに内藤あんがす牛はパルシステム(生協)で購入することがでます。

6ヶ月間の事前注文制で

1回ごととに400~500gの牛肉が届き

値段は1回1980円です。

全部位がまんべんなく届くので

あくまでも参考ですが、約400円/100gになります。

内藤あんがす牛の産地は何県?

内藤あんがす牛が育てられているのは

北海道勇払郡安平町(ゆうふつぐんあびらちょう)です。

北海道の南西部、新千歳空港のある千歳市の東に位置する

人口7746人(2020年1月末現在)の街です。

年間平均最高気温は24℃、最低気温は-13℃。

チーズ専門工場発祥の地としても有名です。

内藤あんがす牛の定義

内藤あんがす牛は内藤あんがす牧場、

単一農家によるブランド牛です。

なので内藤あんがす牧場で

27ヵ月齢の出荷まで完全国産で抗生物質やホルモン剤不使用の飼料

で育てられたこだわりのアンガス牛が

内藤あんがす牛

ということになります。

内藤あんがす牛の読み方

ないとうあんがすぎゅう、と読みます。

牧場の名前を冠し

国産であることを表すため「あんがす」と

ひらがな表記になっています。

かつては地名から早来あんがす牛の名で複数戸で生産されていましたが

生産農家が内藤あんがす牧場だけになったのを機に

今の名前に改めました。

内藤あんがす牛の歴史やルーツ

内藤あんがす牧場は平成元年に

肉用牛の一貫経営をスタートさせました。

「多くの人においしい牛肉を手頃な値段で食べてもらいたい」

との思いからアンガス牛を導入します。

当時は農林水産省や北海道庁の推奨もあり

近隣3戸とグループを作り、活動を進めました。

グループでは早来あんがす牛のブランドを立ち上げ

東京のスーパーと産直取引をし

順調に出荷量を増やしていきました。

しかし、平成3年の牛肉輸入自由化に打撃を受けます。

肉質が競合するうえ

価格競争でも苦戦を強いられます。

しだいに他の2戸もアンガス牛から離れていきました。

もちろん内藤あんがす牧場も

経営的には楽ではありませんでした。

しかし

「多くの人においしい牛肉を手頃な値段で食べてもらいたい」

その信念のもと

アンガス牛の飼育を続けました。

その後、安全・安心確保のため

輸入子牛の導入を中止

飼料も100%国産化へ向けて動き始めました。

そういった取り組みも認められ

平成16年にパルシステムとの契約が成立し

現在も多くの会員のもとへ

内藤あんがす牛が届けられています。

そもそもアンガス牛とはイギリス原産の肉用種で

正式にはアバディーン・アンガスといいます。

角がないのが特徴です。

アメリカを中心に世界の広範囲で飼育されています。

日本には1916年にスコットランドから輸入されましたが

いったん飼育が途絶えます。

その後1961年にアメリカから持ち込まれ

北海道と東北地方中心に飼育が広がりました。

内藤あんがす牛の食べ方

普段使いに気軽に食べられるのが

内藤あんがす牛の特徴です。

カレーやシチュー、ステーキと

あなたの好みに合わせて食べられます。

内藤あんがす牧場のホームページでは

ミートソース、しゃぶしゃぶサラダ、たたきなどの

オススメレシピが紹介されています。

内藤あんがす牛の育て方はどうなっている?

内藤あんがす牧場では種付けから出産

出荷までの育成を一貫して行っています。

母牛たちは放牧されるのですが

出産時期から逆算して

群れに雄の種牛を1頭、投入します。

そうすると自然交配するのです。

近親交配の心配から4年ほどで種牛は交代させています。

子牛は春に生まれると母牛と一緒に放牧され

おっぱいと草を食べて育ちます。

12月になると母牛と分け、牛舎で育てます。

肉用になるべく草にくわえ、

独自の完全国産発酵飼料も食べるようになります。

北海道らしく

カルビーのじゃがりこ工場から出る

芋のクズと皮からも飼料が作られています。

もう1つ餌の特徴として

穀類を与えないということがあげられます。

牛を大きくするには穀類が必要だ

とするのが一般的ですが

内藤あんがす牧場では

人と牛の食べ物が競合することに疑問をもち

穀類なしで飼育しています。

その結果肉の味に影響はなく

むしろ牛の健康状態が改善されたのです。

その後も成長段階に合わせて

餌の配合を調整しながら出荷まで育てられています。

内藤あんがす牛の偽物が出回っているって本当?

現在、内藤あんがす牛を育てているのは

内藤あんがす牧場、1戸のみです。

流通量も流通経路も限られているため

偽物が出回ることはありません

もし、あなたに内藤あんがす牛を食べられるチャンスが巡ってきたら

安心して味わってください。

内藤あんがす牛のおすすめの部位はどこ?

ステーキにはサーロイン

ローストビーフにはモモ、

焼肉にはカルビ。

部位によりそれぞれのうま味を持っているので

好みや料理に合わせて選べます。

前述のパルシステムであれば定期購買することで

全ての部位を余すことなく食べることができます。

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