肉の部位一覧

豚足とはどこの部位?体に悪いって本当?綺麗に食べる方法をご紹介

あなたは豚肉が好きですか?

バラ、ロースなどの部位が豊富で、

脂も適度にノっているものが多くてクセもないので、

炒め物、鍋、揚げ物などなどいろんな調理法で

食卓にもよく登場すると思います。

また、近所のスーパーでも手に入るのと、

ブランド豚にこだわらなければ

牛肉に比べて安く買えるのも嬉しいところですね。

今回はそんな豚肉の中でも少しマイナーな部位、

豚足についてご紹介。

「いや足って…」という感じで

名前を聞いただけで抵抗がある方もおられるかもしれません。

確かに食感など含め、一風変わった部位なので、

初めて食べるには勇気がいるかと思いますが、

実は舌にも体にもオイシイ部位だったのです。

今回はその魅力を紹介します。

この記事を読めば食べたくなること間違いなしです。

特徴、レシピ、価格、体への影響、綺麗に食べる方法を

紹介しているので、興味がある方はぜひお付き合いください。

それでは早速参りましょう!

豚足とは?どこの部位?

豚足は字を見て分かる通り、

豚の足です。主に足先の部分を指します。

以前「ハラミ」の記事でも説明しましたが、

この豚足は、豚をと殺後に解体するとき、

内臓類と一緒に切り離されるので

外から見える部位ですが内臓肉に分類されます。

日本だと、食材としてあまり馴染みがないですが、

中国、台湾やベトナムなどのアジア各国では

人気の食材としてよく用いられています。

日本でも、九州・沖縄方面では豚肉を良く食べるので

豚足も人気の食材として日常的に使われています。

これについては後ほど詳しく説明します。

続いて気になる味と特徴についてです。

豚足の味と特徴

まず見た目ですが、大部分は薄い肌色の生姜みたいな感じです。

指先の方になると足なんだなって感じるのですが、

ぱっと見は何か分からないくらいなので、

見た目に関して臓物類ほどグロテスクな感じではないです。

全体が固めのゼリーのようなゼラチン質の部位で、

我々が豚肉と聞いてイメージするような赤身部分はないです。

しかし、大ぶりのものが多いことと、

ゼラチン質の部分も意外に食べ応えがあることから、

ちょっとの量でも満足感があります。

豚足自体に味はなく、やや臭みが感じられるときもありますが、

味付け調理した後はほとんど気にならなくなります。

身ももちろんおいしいのですが、

一緒についている骨からもとてもいいダシが取れるので、

主に、焼いたり煮込んだりして食べられることが多いです。

豚足は体に悪い?

さて、栄養面ではどうでしょうか。

まず気になるカロリーですが、100gあたり約230カロリーです。

肉類の中では比較的低カロリーな部位です。

そしてなんと、糖質が含まれていません

なので血糖値に関してはあまり気にする必要はなさそうです。

よく耳にする文言ですが、

「豚足にはコラーゲンが多く、美容に良い」と言われます。

しかし実は、コラーゲンだけを摂取しても体内で働いてくれません

コラーゲンの働きの恩恵を得るには、

ビタミンCも合わせて摂取する必要があります。

豚足を食べるときは、ビタミンCを多く含む柑橘類やブロッコリーなどと

一緒に食べることを心がけると良いです。

補足ですが、コラーゲンの説明もしておきますので、

興味ある方はどうぞ。

コラーゲンとは

人体を構成する重要な成分であるたんぱく質の一種。

肌にいい成分というイメージが強いですが、

これは人間の皮膚の成分で約70%をコラーゲンが占めており、

ハリと弾力のあるみずみずしい健康な肌を保つ働きをしてくれるからです。

実は皮膚以外にもコラーゲンは体のいろんなところに存在しており、

柔軟性を保つことで骨折を防ぐなどの役割をしています。

このコラーゲンの他にも、骨を丈夫にするカルシウムや

筋肉を丈夫にするのに必要なロイシンなどが多く含まれていますので、

食べすぎに注意すれば、豚足は体に良い食材であると言えます。

豚足を食べるときは

ビタミンCと一緒に食べて、美肌に!食べすぎには注意。

豚足おすすめレシピ

ここでは、豚足を使ったレシピをいくつかご紹介します。

大人気!豚足の塩焼き

材料

豚足(ボイル済縦割りのもの) 2個

塩・一味・ネギ・ポン酢 適量

生姜 1かけ

step
1
圧力鍋に豚足と生姜、水を加え、10~15分加圧する

step
2
塩を振って、フライパンまたはグリルで焦げ目がつくまで焼く

step
3
皿に盛りつけ、お好みで一味・ネギ・ポン酢をかける

普通の鍋だと時間がかかるので、圧力鍋がおすすめです。

九州の博多では、焼鳥屋さんの定番メニューとして人気の一品です。

シンプルな味付けで、豚足の食感を最大限楽しめます。

酒のお供にぴったり!

とろとろ!豚足煮

材料

ボイル豚足 5個

だし醤油・一味唐辛子 適量

step
1
だし醤油・一味唐辛子と一緒に豚足を圧力鍋に入れ、水を入れて15分加熱する

step
2
さらに盛り付け、だし醤油で味を調える

こちらも圧力鍋を使っています。

材料を入れてほっておくだけなので、

とっても簡単で、やわらかくて食べやすいです。

これらのレシピを参考にアレンジしてみても

良いかもしれませんね。

豚足をきれいに食べるには

一度食べたことがある方なら分かると思いますが、

豚足は骨周りにしっかりと身がついているので、

食べづらい部位でもあります。

どうすればきれいに食べられるでしょうか。

これ!という正解はないですが、

筆者が考えるポイントをご紹介します。

まず、関節周りは固めなので、切り離すと食べやすいです。

包丁で切るか、できるなら手でねじ切ってもいいです。

あとは骨周りについた肉を食べるのですが、

しっかり加熱できていると身の剥がれが良いです。

外食のときはどうしようもないですが、

ご家庭で調理されるときはしっかり火を通すように注意してください。

あと、骨をよけて食べるというより、

口の中で骨と身を分けるという食べ方の方が、

きれいに食べられます。

手羽先を食べるときなどをイメージしてもらうと分かりやすいのではないでしょうか。

骨だけを外そうと思っても意外と肉も一緒に取れちゃいますよね。

特に細かい骨があるところや関節付近はやりがちです。

とりあえず口に入れて口の中で肉と骨を分けて、

骨だけを出すようにすればそういう無駄も減るかと思います。

せっかくの食材ですので、なるべく無駄のないように食べていきたいですね。

ただ、女性の方だったり、店の雰囲気などによっては難しいこともあると思うので、

あくまで一個人の考えくらいの参考にしてください。

豚足は通販でいくら?

スーパーではあまり目にする機会がない豚足ですが、

最近はネット通販でいつでも購入することができます。

一体どのくらいの値段で売られているのでしょうか。

調べてみたところ、

1 kg あたり500〜600円前後

で売られています。

意外にもリーズナブルですね。

やはり他の部位に比べれば需要がかなり限られるためでしょうか。

もっと小分け(数本単位)でも販売されているので、

ちょっとお試しぐらいの気持ちでチャレンジされてみては

いかがでしょうか。

足を食べられるのは豚だけ?

※ここからは余談です。興味のない方は飛ばしていただいて構いません。

ここまで、豚足についてみてきましたが、

ここで疑問が。

牛、鳥も広く食材として浸透している動物ですが、

足まで食べられるのは豚だけなのでしょうか。

結論、牛、豚、鳥すべての動物で足は食べられています

と言っても、牛、鳥に関してはほとんどが

ダシを取るために使われて、肉として食べることは少ないようです。

画像を見てもらえれば分かるのですが、

牛、鳥ともに大部分が骨で豚足ほど身がついていません。

これが豚足ほど流通しない最大の要因です。

牛足も豚足と同じようにゼラチン質のお肉がついている部位で、

牛骨スープなどのラーメンでダシをとるのに使われているようです。

鳥の足も鳥ガラ用に使われます。

ちなみに、鳥足はその見た目から別名モミジと呼ばれます。

日本らしい呼び方で素敵ですね。

鳥足と言われると気味悪いですが、モミジと言われると

同じものでもちょっと抵抗感薄まるので不思議です。

沖縄の人は豚肉好き?

さて、冒頭でも少し触れましたが、

あまりなじみがない豚足も沖縄では日常的に食材として出回るようです。

アグー豚に代表されるように、沖縄と言えば豚肉が連想されますね。

これは筆者の偏見ではなく、事実沖縄で最も流通する食肉は豚肉だそうです。

なぜ、牛でも鳥でもなく豚肉がこんなに沖縄で普及しているのでしょう。

本筋からは外れますが、調べてみました。

沖縄で豚肉が普及した要因は、

古くから東南アジアや中国との貿易があったこと

が関係しています。

沖縄に初めて豚が中国(当時は明)から輸入されたのは1392年とのこと。室町時代です。

ちなみに、豚が輸入される前は食肉の中心は牛肉だったようです。

ただ、このころの沖縄は深刻な食糧難に陥っており、

自分たちが食べるものにも困っていたため、

エサをやってまで養豚しようという人はいなかったようです。

転機が訪れるのは1605年。江戸時代です。

こちらも中国(明)から「芋」が輸入されました。

芋は痩せた土地でもよく育ち、葉や茎まで食べられることから、

すぐに普及したようです。

言われてみれば、沖縄といえば「紅いもタルト」など芋を使ったものも有名ですね。

この芋の輸入以来、人間は芋を食べて、

余った葉や茎をエサにして豚を飼育するという形態が出来上がりました。

また、初めて輸入されたときは食糧難でそれどころではなかったのですが、

もともと豚も雑食でエサの制約が少ないうえ、

免疫力が強く、環境への適応力が高かったことから、

飼育しやすく普及しやすかったのでしょう。

このような経緯で豚と芋は沖縄の食材の代表となっていったのです。

中国から輸入された豚と同じく中国から輸入された芋が、

沖縄の風土にうまい具合にフィットしたのですね。

ただ、普及したと言っても第二次大戦が終わるまで、

豚肉は普段の食卓に並ぶようなものではなく、

お祝いの席などで食べる特別な食材だったようです。

そのため、沖縄では貴重な豚を余すところなく食べるようになりました。

肉、内臓はもちろんのこと、

足、耳、顔の皮などなど様々な部分が現在でも食材として用いられます。

何と「血」も食材として使うそうなので、本当に豚を大切に使っていたのですね。

ちなみに、沖縄では豚は

鳴き声以外は全部食べる

というそうです。もったいない精神の極みです。

食糧廃棄が問題になっている昨今、我々もこの姿勢を見習いたいですね。

まとめ

いかがでしたか?

豚足について、特徴、レシピ、価格などの側面からご紹介しました。

普通のお肉に飽きてきた方や、コラーゲンを摂りたい方は

価格もリーズナブルなので、一度チャレンジされてみてはいかがでしょう。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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