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シマチョウとは?どこの部位?牛と豚の2種類を徹底解説!

あなたは、内臓肉を食べられますか?

やや見た目にインパクトがあるものが多いものの、

独特の味わいがあり、好きな人にはたまらない魅力があります。

ただ、種類がたくさんあるので、食べてみたいけど

どれがいいかわからないという方もおられるかもしれません。

そこで、今回はそんな内臓肉の中でも人気が高い

シマチョウについてご紹介します。

シマチョウがどこの部位にあるのか?

シマチョウにはどんな特徴があるのか?

などの他に簡単なレシピも載せています。

牛と豚、両方のシマチョウについて書いているのでどっちかだけみたい方は

目次から飛んでみてください。

それでは、さっそくシマチョウについて理解していきましょう。

シマチョウとはどこの部位?

シマチョウという聞きなれない名前ですが、

実は我々人間にも備わっている臓器のことです。

それはズバリ、大腸です。

もう少し細かく言うと、大腸の中の

結腸と呼ばれる部分のことです。

「大腸って名前は知ってるけどなんだっけ?大腸の中の結腸ってどういうこと?」

という方、ご安心ください。

ここで改めて説明いたします。

大腸とは

大腸は、小腸と肛門の間を繋ぐ重要な消化器官です。

人間の場合、体内では小腸をぐるりと囲むような形で備わっています。

これを伸ばすと長さは約1.5m程になります。

また、大腸の中でもどんな働きをしているかによって

呼び方が分けられています。それが結腸と直腸です。

結腸は小腸側、直腸は肛門側の部分です。

結腸の役割は、小腸を経て送られてきた食物から水分を吸収し、

糞便にして次の直腸に送ること。

これに対し直腸は糞便の貯留による

排便のコントロールが主な役割になります。

この結腸の部分を食材としてみたときに

シマチョウと呼びます。

日常会話で厳密に使い分ける必要はないですが、

食材として扱うとき結腸と直腸は別物

(結腸:シマチョウ、直腸:テッポウ)になるので、

このように呼び分けられているのです。

ではここからは動物ごとに紹介します。

牛シマチョウのご紹介

牛のシマチョウはどこにある部位?

牛のシマチョウも、小腸と肛門の間にあります。

なんと牛の小腸と大腸を合わせた長さは60m近くにもなります。

ただ、以前の記事でも紹介したとおり、

人間の場合とは違って牛には胃が4つもあり、

なおかつ第1胃が非常に大きな容量を占めているので、

長さの割には狭いスペースについています。

牛のシマチョウの特徴は?

見た目は小腸に似ていますが、

表面に縞状の模様があります。

これがシマチョウと呼ばれる由来です。

小腸よりも脂は少なく、肉厚でしっかりした弾力を楽しめます。

なので、どちらかというと

小腸よりシマチョウが好きという方も多いです。

続いては豚のシマチョウについてです。

豚シマチョウのご紹介

豚のシマチョウはどこにある部位?

豚のシマチョウは円錐状というか、らせん状で豚の体内に備わっており、

小腸に比べて太いのが特徴です。長さは4〜4.5m程になります。

豚のシマチョウの特徴は?

豚のシマチョウも牛の場合と同様、

小腸と比べて噛み応えがあります。

ただ、牛の場合ですと小腸に多くの脂がついていますが、

豚の場合は小腸よりもシマチョウに脂が多くノッているので、

お店で注文するときはご注意ください。

また、少し臭みもあるのが特徴です。

牛と豚のシマチョウの違いは?

同じシマチョウですが、牛と豚ではどのような違いがあるのでしょうか。

一番大きな違いは、やはり脂のノリです。

イメージですが、豚のシマチョウは牛のホルモンぐらい

脂がついています。

これに対して牛のシマチョウは全体に脂がついているわけではないので、

肉厚の皮を食べているような感じですね。

牛のシマチョウの実物を見ると半面にだけ脂が乗っているのが確認できると思います。

シマチョウの栄養は?

シマチョウは、神経や血液細胞を健康に保ってくれるビタミンB12などが

豊富に含まれていることから、貧血気味の方にはおすすめの部位です。

気になるカロリーは、

牛のシマチョウの場合、100gあたり162 kcal です。

小腸が100gあたり287kcal なので、約半分のカロリーになります。

これが豚のシマチョウになると、100gあたり179kcal で、

牛と比べるとやや高カロリーな部位です。

それでも牛の小腸よりはヘルシーですので、

肉の脂を楽しみたい方は豚シマチョウをチョイスすると、

カロリーを抑えられそうですね。

ただ、シマチョウに限った話ではないですが、

おいしいからと言っても食べすぎにはくれぐれもご注意ください。

シマチョウの下処理

さて、おいしいシマチョウですが、

調理するときにまず必要になるのが下処理です。

この下処理を怠ると、内臓肉独特の臭みが抜けず

おいしく食べられません。

特に自宅で調理するときは気を付けましょう。

ではどのように下処理すればよいのでしょう。

2つの方法をご紹介します。

塩を使う

コブクロの記事でも紹介した方法です。

シマチョウに塩をもみ込んで洗い、水で流す手順を2〜3回繰り返します。

基本的にはこのやり方は、どんな内臓肉の下処理にも使える方法なので、

自宅で内臓肉を調理したい方は覚えておいて損はありませんよ。

お湯を使う

もう一つの方法は、茹がいてしまうことです。

大きめの鍋にたっぷりお湯を沸かします。

沸騰したらシマチョウを入れ、10分前後茹でます。

だんだんアクが出てきますのできれいに取りながら茹でましょう。

茹で終わったらザルに移して完了です。

この方式の嬉しいところは、

臭い取りと同時に十分な加熱もしてしまうので、

この後の調理でシマチョウの加熱不足を気にしなくていいことです。

下処理で茹でておくと

その後の調理で加熱不足の心配をしなくて良い!

シマチョウの下処理は意外と手間がかかります。

なので、シマチョウがおいしいお店はほかの肉もおいしいと言われ、

お店の実力を測る指標になったりもします。

シマチョウの焼き方

シマチョウなどの白っぽい内臓肉は、

特に焼き加減の判断が難しいと言われます。

「どのような状態が食べごろなのでしょうか?」

まず焼き方として、縞模様のある方を焼きます。

なぜなら縞模様がある面は脂が少なく、しっかり加熱しても

失われる脂が少なく抑えられるからです。

しっかり火が通って、肉が反ってきたらひっくり返して

裏面をさっとあぶる程度に加熱して完了です。

裏面もしっかり加熱したい、と思われる方もいるかもしれません。

ここは好みになるのですが、シマチョウの魅力は

弾力のある食感と適度についた脂なので、

脂が落ちきるまでしっかりと両面加熱するのは筆者としてはおすすめしません。

この点、先ほどの茹でる下処理をしておけば、

表面にサッと焦げ目をつけて加熱を終れるので、生焼けが怖い人には茹でがオススメですね。

シマチョウを焼くときは

焼きすぎると脂がなくなります。脂がついた面は軽く焦げ目をつける程度で!

シマチョウのおすすめ料理

ここでシマチョウのおすすめレシピをご紹介します。

今回は牛のシマチョウと豚のシマチョウでそれぞれ1品ずつ掲載いたします。

冬に食べたい!牛シマチョウのもつ鍋

材料

牛シマチョウ100g

ニラ、ネギ 半束

もやし 1/2袋

キャベツ 1/3個

市販のダシ 1袋

step
1
茹でて下処理したシマチョウを食べやすい大きさにカットする

step
2
鍋に市販のダシとシマチョウ、野菜を入れ加熱する

step
3
沸騰したら完成

シマチョウレシピの定番、もつ鍋です。

野菜はこのレシピ通りでなくても、

冷蔵庫の余りものでも十分美味しくできます。

鍋にすると不思議と野菜もたくさん食べれちゃいますので、

在庫処分にも活用してください。

続いて、脂が多めの豚シマチョウを使ったレシピです。

こってりトロトロ!味噌だれシマチョウ

材料

豚シマチョウ 200g

味噌 大さじ1.5

みりん 大さじ2

醤油 小さじ1

焼肉のタレ 大さじ1

step
1
シマチョウを圧力なべで10分茹でる

step
2
茹で終わったシマチョウの皮(縞模様の面)に切り込みを入れる

step
3
シマチョウ以外の材料を全て混ぜて味噌だれを作る

step
4
シマチョウを加熱しながら味噌だれを絡めて完成

圧力鍋を使うことで、トロトロの食感になります。

最初に加熱済みなので、最後にタレを絡めるときはサッと焦げ目をつけるぐらいでOKです。

シマチョウっていくらで買える?

実際シマチョウを手に入れようと思ったら、

いくらぐらいで購入できるのでしょうか。

シマチョウは内臓肉の中でも代表的な部位なので、

近所のスーパーで取り扱っているところもあると思います。

今回はインターネット通販での相場を調べてみました。

牛シマチョウの場合、1kgあたり3000円前後

豚シマチョウの場合、1kgあたり2000円前後

一頭からとれる量が少ないこともあり、

牛でも豚でも少々値が張りますね。

ただ、味は間違いない部位ですので

たまの贅沢に奮発してみるのはいいかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?

代表的な内臓肉であるシマチョウについて、

特徴や栄養、レシピなどについてご紹介しました。

「これぞ内臓肉!!」という王道的味わいなので、

食わず嫌いしている方はぜひ一度ご賞味あれ。

最後までお読みいただきありがとうございます。

それでは、また別の記事でお会いしましょう!

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