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豚タンとは?どこの部位?豚タンについて「丁寧」に解説します

あなたは豚タンを食べたことがありますか?

焼き豚のお店で提供されているのを見かけることが多いかもしれません。

歯ごたえのある食感と旨味が特徴の焼肉のタンやとろとろのタンシチューなど人気の食材です。

しかしタンと言えば「牛」牛タンをイメージされる方が多いのではないでしょうか?

でも実は、豚のタンも牛タンに負けないくらいの魅力があります。

今回は豚タンの部位、特徴、栄養、食べる時の注意点などについて掘り下げて見ていきます。

豚タンとは?どこの部位?

豚タンとは豚の舌のことを言います。

一頭の豚からは長さ約15㎝のタンがとれます。

ちなみに牛タンは牛1頭あたり約50㎝の長さです。

個体の大きさを考えれば牛は豚の3倍舌が長いのも納得です。

そして、豚タンの魅力としては圧倒的な価格パフォーマンスです。

牛タンよりも豚タンの方が安く購入することが出来ます。

では実際、どれくらいの価格差があるのか?

焼肉用のタンスライスで牛と豚の価格を比べてみました。

ネット販売をしている店舗でそれぞれ500gあたりの値段を調べました。

・外国産牛タンは500gで2980円

・国産豚タンは500gで972円でした。

種類は違えど、同じグラムでもこれだけの価格差があるのは魅力的です。

外国産の牛タンで比較しましたが、これが国産の牛タンになれば

その価格差はもっと広がることになります。

なので、外国産の牛タンと比べても国産の豚タンは1/3の値段で購入することが出来ます。

豚タン、驚くほど安くて美味いのです!

豚タンの由来とは?

舌の意味を持つ英語、tongueに由来しています。

タンというと牛のものが有名なので、区別するためにも

タンの前に『豚』をつけて呼ばれます。

『ブタタン』『トンタン』と呼ばれることが多いです。

豚タンの栄養素

三大栄養素はそれぞれ100g換算で

・タンパク質が15.9g

・脂質が16.3g

・炭水化物が0.1g

となっています。

他の豚ホルモンの部位と比べて、脂質が多く含まれています。

またビタミン・ミネラルではビタミンB12とナイアシンも

他のホルモンと比べて多く含まれています。

ココがポイント

ビタミンB12は健康な血液をつくったり、睡眠のリズムを整えたりする働きがあります。

またナイアシンは食べたものからエネルギーを作り出す手助けをする働きがあります。

豚タンのカロリーと脂質

豚タンのカロリーは100gあたり221kcalで、脂質は100gあたり16.3gです。

脂質が高いのでカロリーはどうしても高くなってしまいます。

しかし独特の歯ごたえがあり、噛めば噛むほど旨味が出てくるので満足度は高い食材です。

ちなみに牛タン100gあたりのカロリーは269kcal、脂質は21.7gです。

タンは大好きだけど「カロリーや脂質が気になる」という方は

牛タンよりも豚タンの方がヘルシーだと言えますね。

豚タンの種類

舌全体のことを指す豚タンですが、どのような種類があるのでしょうか。

豚タンの種類について紹介する前に、牛タンの種類について少し整理したいと思います。

牛タンの種類を知ることで、豚タンの種類や特徴についてより分かりやすくなると思います。

牛タンの種類は

・タン先=舌の先の部分。固い部分なので煮込み料理によく使われます。

・タン中=舌の真ん中の部分。クラウンカットとも呼ばれます。

焼肉や牛タン定食の肉に使われるなど、一番メジャーな部位といえるでしょう。

・タン元=舌の根本の部分。牛タンの中で一番柔らかい部分です。

・タンルート=舌の裏側の筋の部分。とても筋が張っている部分なので

市販では切り落とされたり、挽肉に加工されたりしています。

タン中をスタンダードなタンとして

タン元は『上タン』や『とろタン』などワンランク上のお肉として

提供されているお店が多いです。

まとめると牛タンは一般的に根本が柔らかく舌先に進むにつれて固いという特徴があります。

牛タンは場所によって固さが異なり、それによって調理法も違うので場所(部位)ごとに名前を分け、区別しています。

と前置きが長くなりましたが、

豚タンも牛タンと同じ特徴を持ってはいるのですが

牛タンのように部位によって使い分けることはあまりしません。

なぜなら、豚タンの舌には差がほとんど無く、全体の肉質が柔らかいからです。

牛タンのように舌の先端、真ん中、根本、筋などと分けなくても

全体を同じように、同じ調理法で美味しく食べることが出来るのです。

また、記事の冒頭でも説明しましたが、牛タンは50cmなのに対して豚タンは15cmなので

大きさ的にも分ける必要性があまりないのも一つの要因です。

ただ、お店によっては豚でもタンとタンモトに区別していることがあります。

焼きトンのお店でもこの2種類を取り扱っているのを

よく目にします。

この2つの特徴を見ていきましょう。

豚タンの特徴は?

牛タンと同じようにコリコリとした歯ごたえが特徴で、よりあっさりとした淡泊な味です。

牛タンよりも少し固く、コリコリ感がより一層感じられるでしょう。

豚タンモトの特徴は?

豚タンモトは豚タンシタとも呼ばれています。舌の根本にある部分のことです。

豚タンよりも柔らかく脂ものっているので、より肉肉しい味わいが楽しめます。

コスト的にはタン元の方が少し高めの値段設定になっています。

豚タンを美味しく頂く方法

上でも述べたように、豚タンは場所によって固さにあまり差がありません。

部位を意識せずに調理したり、食べたりすることが出来ます。

血をしっかりとふき取る、気になる方は皮を削ぎ落とす(皮がついたままでも食べられます)

という下ごしらえをしておけば、そのまま色々な料理に使えます。

他のホルモンと比べると下ごしらえも少なく、手軽に使える食材ですね。

豚タンのオススメ料理

・豚タン焼き=スライスした豚タンをフライパンで焼き、レモン汁と塩を振りかけます。

・豚タン赤ワイン煮=一口大に切った豚タンを軽く焼き、赤ワインや調味料を入れて水分を飛ばしながら煮ます。

・茹でタン=香味野菜と豚タンを鍋でじっくり茹でた後スライスし、わさび醤油やネギ塩などお好みのタレでいただきます。

などがあります。

簡単に作れる、またはほったらかしで大丈夫なメニューなので、

他の料理と同時進行できる優秀なお肉です!ぜひ試してみてください。

夕食のもう一品や、大人だけのおつまみメニューなど、困った時の救世主になります。

豚タンから変な糸が出てきた?

豚タンについて色々と調べていると、『糸のようなものが出てきた』

という声や書き込みを見かけることがあります。

これは

・豚タンの皮の部分がはがれ繊維状になり糸のように見える

・カットしたばかりの豚タンは粘り気があり、それが糸を引くように見える

・鮮度が悪く、腐敗菌が糸を引いて見える

など色々な情報がありました。

これだけの情報が出てくるので、一概に『〇〇だから』という断定は難しそうです。

気になるようであればお店の方や、販売店に確認しましょう。

豚タンの刺身って危険なの?

2015年に豚の肉や内臓を生食用として販売、提供することが禁止となりました。

豚タンも例外ではありません。

生もしくは半生の内臓やお肉を食べるとE型肝炎ウイルスに感染する危険性があります。

また、豚には豚レンサ球菌という常在菌が存在しています。

髄膜炎などの病気を引き起こす原因の1つとされています。

豚タンからはその中でも毒性の強いタイプの菌が検出されたという調査結果もあります。

刺身など、豚タンを生で食べることは絶対にやめましょう。

まとめ

今回は豚タンについて部位の特徴や味、栄養、食べる時のポイントや注意点などなど

色々なことについて解説してきました。

柔らかく、コリコリとした食感の豚タンは味、栄養面どちらにおいても牛タンに勝るとも劣らない食材です。

牛タンに比べて安価なのも嬉しいポイントですね。

ホルモンの中では下処理の手間も少なく、色々な料理に使える食材です。

鮮度や生焼けに気を付けて、豚タンを楽しみましょう。

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