肉の部位一覧

豚ヒレ肉はどこの部位?どんな特徴があるの?牛と豚の肥育経験者がお答えします。

レストランに行くとヒレカツというメニューを目にする事も多いかと思います。

ロースカツとヒレカツでいつも私は迷ってしまいます。

で、そもそもヒレ肉ってどこの部位でどんな特徴があるの?

と疑問に思った方に向けた記事です。

ですので、今回は豚のヒレ肉に注目していきます。

豚のロースについて知りたい方はこちらの記事をどうぞ

それでは、早速見ていきましょう。

豚のヒレ肉ってどこの部位なの?1頭からどれくらい取れる?

簡単に言うと、ロース肉の内側にあります。

背骨の内側に沿って存在しているのが豚ヒレ肉です。

1頭から取れる量はわずかで約1kgだけです。

なので、ロースカツよりもヒレカツの方が値段が高くなる傾向にあるのです。

豚の肩肉豚のロース肉はお互い約10kg取れるので

ヒレ肉がいかに貴重なのかが分かります。

ゆえにヒレカツに限らず、スーパーでのヒレ肉の値段も高い傾向にあります。

希少性だけでなくヒレ肉は私たち消費者からも人気がある部位なので

その希少性と人気で値段がかなり上がっています。

豚さんの豆知識

いきなりですが、豚は多頭産だというのをご存知でしたか?

一度にどのくらい生むのかというと約10頭の子供を産みます。

それぞれに模様や特徴があればいいのですが全頭同じ色なので

正直見分けがつきません。

産まれた直後はわかっても半日もすると全く見分けがつかなくなります。

なので、私たちは油性マジックで産まれた順番に

子豚の背中に大きく数字を書いていました。

でも、2日もすれば薄くなってくるので何度も何ども書き直しをします。

そのようにして個体管理をしていました。

豚のヒレ肉の特徴は?

豚ヒレ肉の特徴として豚肉の各部位の中で一番良質な部位だとされています。

キメは細かく脂肪分は少ない淡白な味です。

カロリーは100gあたり

・豚ヒレ   約115kcal

・豚ロース 約250kcal

・豚バラ   約380kcal

これを見ても同じ豚肉の中でも格段に豚ヒレが低いカロリーだと言うことがわかります。

豚ヒレ肉の栄養素を見れば人気の理由も見えてきます。

・コレステロール値を下げる働きがある。

・動脈硬化の予防に効果があり、オレイン酸が含まれている。

・アリシンは風邪の予防や疲労回復に効果があるだけではなく、血栓の予防改善の効果も期待できる。

・L-カルニチンと呼ばれる脂肪を燃焼させる栄養素も含まれている。

・女性に不足しがちな鉄分も含まれている。

鉄分と言えばレバーが有名ですが、レバーが苦手な方も多い!

そのような方にもヒレ肉は選ばれています。

どんなお料理に向いてるの?

脂質が少ない豚ヒレ肉はコクがないので、油を使った料理が向いています。

ヒレカツ、唐揚げ、ポークソティーなどです。

脂身が少ないのでその特徴を活かしチャーシューにすると晩酌の一品になったりもします。

料理の注意点としては、パサつきやすいお肉なので長時間煮込むのには向いていません。

豚の豆知識

子豚は母豚から生まれた時に栄養を受け継ぎます。

ですが、成長に連れて受け継いだ栄養素が切れてくるので病気になりやすいのです。

病気になれば注射をしたり看病したりします。

また、1週間に一度体重測定をしています。

元気がない時や他の子豚に噛まれて出血してる時など。

子豚の個体管理が出来ないと何がなんだかわからなくなり経営ができなくなります。

そのために目印として番号を書くのです。

怪我をした子豚がどれなのか?良くなったのか?もう大丈夫なのかの判断をするために

個体識別番号を振り分けておく必要があります。

まとめ

豚のヒレ肉には、あまり知られていない栄養素が

沢山ある事に驚かれた方もいたかもしれません。

これだけ魅力的な、お肉なら人気があって当然です。

取れる量が少なく、でも人気がある。

だからどうしても値段が高くなってしまいます。

それでもヒレ肉は美味しいので是非食べてみてください。

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